平成20年度大学入試センター試験

センター試験準備のため大学が昼から全学休講になった後も、帰りゆく学生を恨めしく思いながら電気回路をいじっていました。学生があんまり晴れやかに半ドンを喜ぶからか教官もやる気なさそうにしていて……。受験生以外にもブルーな気分をプレゼントしてくれるなんてセンター試験って素晴らしい。
そんなセンター試験はこのブログにも影響を与えたらしく、先日のエントリ「センター試験のアドバイス」に先客万来。それも“流出”とかいった検索語から。確かに今の時期からあせって勉強しても大して身につかないからネットで時間をつぶすのはわかるけれど、もうちょっと検索精度を上げた方が……。
かわいそうなので“流出”を求めて来た方々にも思いつく限りのヒントを差し上げます。

  1. センター試験問題を探すのに、その方法で大丈夫?
    • Googleを筆頭として巨大検索エンジンからのリファラが多いのです。巨大検索エンジンは新しい情報が出来てから検索結果に反映するまでに数十時間から数日のラグが生じます。だから仮にセンター試験問題が当日早朝に流出したとしても試験直前にGoogleでそれを探し当てるのは無理である可能性が高い。別の方法も併用しましょう。
  2. ドメインやサイトを限定して探したいなら
    • “流出”という単語で検索する方の3割は“2ch”という言葉と組み合わせて検索しています。そんな方に言いたい、URLを絞り込んだ方がいいと。例えばGoogleならば“inurl:2ch”という文字列を入れて検索することでURLに"2ch"が入ったサイトだけを示してくれるし、“site:2ch.net”ならば2ch上のものだけを示してくれます。気の利いた検索サイトならば類似の機能があるはずですので、活用してください。
  3. 検索するなら言い換えよう
    • そりゃ昨年の問題が出てきたら困りますよね、検索用語に年に関する情報を入れるのは賢いやり方です。でもね、“2008”とか“08”は大量にあるのに“平成20年度”って検索語で流れてきた人は一人もいないんです。大学入試センターhttp://www.dnc.ac.jp/の言い方に従えばむしろ平成20年度の方が正式な名称と言えそうなのに、です。年を言い換えるほどの情報リテラシーがある人はうちのようなブログははなから踏まないんでしょうか。とにかく、検索するときは検索用語の言い換えに気をつけて


このヒントを読んで即時突っ込める程度の心の余裕があるなら、試験も多分大事には至りませんよ。そりゃ平成20年度なんて言葉使ってないからひっかからないよ、という話。