数学パズル 帽子ゲーム

難しい。そろそろ寝るのでとりあえず固まったところまで頑張ってみる。

教授が学生に次のようなゲームを提案した

1:学生に赤か白の帽子をかぶせ 自分の帽子は見えないが他人の帽子は見えるようにする
2:学生に順番に自分の帽子の色を予想して答えさせる 答は他の学生もわかるように行うが答えた色以外の情報は伝わらないとする
3:教授が学生に見えないように賽子をふる

1〜3を6回繰り返した後 教授が賽子で偶数を出した回の帽子の色を当てた人数を合計して学生に知らせる
6回のうちどの回で教授が偶数を出したか当てられれば学生の勝ちというゲームである
このゲームに学生が必ず勝つには学生が何人いればよいか またその必ず勝つにはどうすればよいか
ただし学生は事前に相談出来るものとする


http://d.hatena.ne.jp/DreamSnow/20071112#1194884653

とりあえず全試行において学生側が正解の数を0から学生の数まで任意に決めることができることは自明。……自明じゃないけれどまあいいか。


そこで教授がどんな数を言っても、どの回の正解数の和であるかがわかればいいので、この問題は次のようになる。

次の条件を満たす最低の自然数*1$n$を求めよ。
条件:自然数$n$以下の相異なる$6$つの自然数をうまく選ぶと、そのうちのどんな組み合わせの数の和も一致することがない。



まず、最低でも$15$人は必要であると示せる。
選ばれた$6$つの数のうち、$2$数の差が等しい組が存在するとそれらの数には次の関係が成り立つ。
a_1 - a_2 = a_3 - a_4 つまり
a_1+a_4=a_2+a_3 となり、条件に反する。
よって選ぶ6数のうちの2数の差は全て相異なる。
6数間の2数の差は _6C_2 = 15通りあり、また条件から6数全て自然数なので6数のうち最低の数と最大の数の差は最低でも15以上である。
よって、学生の数は15人以上必要である。


ところがこの先が難しく、16人ならば(0,1,2,4,8,16)でいいのだが(訂正:追記参照)15人となるとみつからない。
15以下の6つの自然数の組なんて高々5005だし一つ一つ反例を上げて証明としても明日の朝には間に合うかもよ、とid:DreamSnowには助言しておく。

追記 ポカミス

コメント欄より指摘。0が入っていてはその回に教授の賽が偶数だったか否かがわからない。同様に考えると(1,2,4,8,16,32)だがこれは最小では無いことはすぐにわかる。orz

*1:自然数……ここら界隈では0以上です。