七草クイズを楽にする方法

本日は一月七日だ。私は今日が何の節句なのかあまりわかってないが、七草粥を食べる日であるということはわかる。“七”草というだけあって七草は当然七種類あり、またおおかたの現代人にとっては一年に一度しか縁が無い、すなわち、あまりよく覚えていないものである。そこで、クイズ好きは考える、「よし、七草当てを問題にしてやろう」と。
この問題の厄介な所は、たいがいの人間は答えが七つだと思い、その七つともを答えさせようとすることだ。そもそもクイズというものは(以下長超駄文略)。まあ日常会話中の相手にクイズの精神を説いても仕方が無いので、このクイズに対する対策を考えてみた。


先に書いたようにこのクイズの難点は7のうち7を当てることにある。少しでも分を良くするために出来ることはおおまかにいって、

    1. 分子を減らす
    2. 分母を増やす
    3. ググレカス」と答える

の三種類を思い付くが、まず3番はパスである。七草風情に不和の原因を作らせたくない。
次に検討されるのは1番であるが、これは相手に条件を変えさせるという難儀が伴う上に、あからさまにクイズの難易度が下がるので、プライドの高い人にはできない相談だ。よって×。
さて残るは2番だ。七種類しか無い七草をどうやって八種以上の解答にするか。せり、はこべら、なずな、ごぎょう、たびらこ、すずな、すずしろ以外の答えはあるのか。実は答えから言うとあったのだ。“おおかたの現代人はよく覚えていない”がために、たびらこ=ほとけのざ、すずしろ=大根、という別名を使えば*1、なんと7/9までに答えのノルマが下がる。私が実戦でごぎょうの代りに大根を入れてみたところ見事セーフ。その有用性を示した。
七草クイズを挑まれた時のために、覚えておいて損はないだろう。

*1:秋の七草を使う方法もあるが、私がそれを覚えておらず使えなかった。