ウェブ人間論

ウェブ進化論の著者の対談なので気にはなっていたものの買わずに立ち読みだけしていた。気がつくと大部分読み終えてしまっていたので著者に悪い気がして購入。

ウェブ人間論 (新潮新書)

ウェブ人間論 (新潮新書)

そもそもパソコン越しにインターネットに触れる時間が少ないため二人の話はいまいち感覚が掴めない。その上で印象を言うと、これは“インターネット”がキーワードとなって話が勧められているものによく見られる雲散霧消型の本だ。対談自体に、特にこれから先を見通すだとかウェブのある特定の面だけを話すだとかのきっちりと固める方針がないためこのような浅い調子なのだろう。ウェブに実際に触れる機会があり、二人の別著書を読んだことがある人は特に改めて読む必要性は無さそうである。
新書かくあるべし、とまではいかない本。