Android on S11HT (EMONSTER)

注意:ここに書いてある事を真似する場合は自己責任で! 文句つけられても一般的なトラブルシューティングすら全くできません!

http://d.hatena.ne.jp/tmatsuu/20090211/1234369894 とかhttp://blogs.wankuma.com/ch3cooh/archive/2009/02/13/168066.aspx を見ていたら自分もやりたくなったので。ppp接続もうまくいったのでその辺も含めて方法を書いていく。
原文解説はhttp://www.androidonhtc.com/kaiser:install なので英語ができる方はそちらを参照した方が早いです。

0.http://www.androidonhtc.com/kaiser:latest_builds からビルド等済んだAndroidをダウンロードして解凍。
1.S11HT用のminiSD(以下メモリカードと書く)直下に"Android"フォルダを作る
2.default.txtを設定する。とりあえずそのままでも動く様子。詳しくはhttp://www.androidonhtc.com/boot_options を。emobile回線を使って通信する場合、set cmdline行内でppp.apn=emb.ne.jp ppp.password=em ppp.username=emと設定(なくても動く?)
3.02/11/09ビルド現在、デフォルトのdefault.txtだと、haret.exe,zImage,default.txt,initrd.gzの4ファイルを先ほど作った"Android"フォルダに放り込む。default.txt内でinitrd.gzの場所を別に指定しているならinitrd.gzのみ適当に。残りのファイルやフォルダはメモリカード直下に入れる。
4.S11HT側からharet.exeを起動してRunをタップ。Haret Booting Linuxプログレスバーが完了して10秒程度待っても起動しなかったらあきらめて再起動。うまく起動しない場合、haret.exe以外の全てのプログラムを終了させてみるとうまくいくかもしれないです。自分の場合はActiveSyncやファイルエクスプローラも落として起動にこぎつけました。
5.うまくいくとLinuxがブートし、Androidが起動する。Android上ではデフォルトのWindowsキーがMenuボタンで、OKキーが戻る、取り消しといったボタン、インターネットエクスプローラ起動キーが終了等の操作に割り当てられているみたいです。スクリーンロック状態になっても慌てず騒がずWinキーを。
6.(ここからppp接続)メニューからSettingsを開き、"Wireless controls" -> "Mobile networks" -> "Access Point Names"を選択。既存のAPを選択->Menuボタン->削除を繰り返し、全部消す。APNsが空になったらMenuボタンでNewAPN追加し、APNを"emb.ne.jp"に、UserName,Passwordを"em"に設定し、Menuボタン -> Save。
7.ホームに戻り、メニューからToggaという録音ボタンみたいなアイコンのアプリケーションを起動。右下のConnectを押してしばらく待つと接続完了。Browserもきちんと動く。

Linux立ち上がったけれどペンギンのtux君以降に進めないという人はWindows母艦からモバイルデバイスを介してdata.gzを入れようとしたのでは? その場合はメモリカード内のdataというファイルを削除してメモリカードに直接data.gzを入れて再度試してみるとうまくいく。
http://www.androidonhtc.com/setup_data ではWM時にIE等を起動してからAndroidを起動しないとppp接続できないように書いてあるが、そんなことはなかった。

20100114追記 上記はAndroid1.1の頃のお話です。

Android1.5以降の情報を探していらっしゃる方はhttp://www.androidonhtc.com/kaiser:install へどうぞ。
Andoroid1.5以降ではdata.gzは自動生成されますが、代わりにrootfsやsystemのイメージファイルを適切な場所に置く必要があるそうです。Android2.0でも今のところ1.5等と同様らしいですが、私は実際に試して確認しておりません。ご注意を。